クラシックカーのレストアとEV化

SDGs達成への挑戦 「脱炭素」でエコな社会を目指す

1969年製の英国オースチン社製ロンドンタクシーがレストアとEV化で蘇る
1969年製のオースチン社製タクシーを、
レストア(経年劣化した車両を新車同様の状態に復元する技術)と
EVコンバージョン(既存のエンジン車をベースにEV車に改造すること)の技術で
エコ車両として蘇らせました。
このように、眠っている旧⾞を
ハイレベルなレストアの技術でボディを蘇らせ、
EV化で新たな命を吹き込むことにより、⾞の無限の可能性を引き出すことができます。
両備テクノモビリティーは、これらの技術をもとに
「脱炭素」で持続可能な社会の実現に向けて、
EV関連事業に注⼒してまいります。
クラシックカーに手をかけると安全でエコな車になる
現代のクルマが旧車に比べて個性的なデザインが少ないのは、安全基準が厳しくなったため
[安全確保] 車両デザインには安全基準があり、衝突安全の規定によりボディの骨格や構造が決められています。優れた安全性を追求してきた結果、ボディデザインは平準化され、結果的に現代のクルマは個性がないと評されるようになりました。 ボディ合成の弱いクラシックカーについては、必要に応じてロールバー(安全性確保のために車内にパイプを組んでつくるフレーム)を取り付けることで、骨格を補強し昔のデザインのまま安全性の確保が可能にすることもできます。
スピード化、燃費重視、環境問題を背景に、旧車維持に立ちはだかるエコと税金の壁
[エコ確保] EVやハイブリッドへのコンバージョンで、二酸化炭素の排出量を抑えたエコ車両になるため、税金区分も変わってきます。
今回EV化したロンドンタクシー
作業工程
#1

1969年製のオースチン社製ロンドンタクシーが到着

2021年3月に作業を開始

1978年、当時の両備バス株式会社(両備ホールディングス株式会社の前⾝)社⻑、松⽥基(故⼈)がヨーロッパ視察に⾏った際にロンドン市から買い⼊れた⾞両で、買い取る直前まで運⾏していました(以上、社内報『両輪』より)。輸⼊直後しばらくはリョービガーデン(岡⼭市北区寺⼭)で展⽰をしていましたが、近年は⾃家⽤プレートを取得してイベントなどへ展⽰⾞両として貸し出していました。
#2

エンジン積み下ろし

エンジンは、ミッション、ボディ、メンバーによって支えられています。ボディとの結合部のエンジンをフックで釣った後にエンジンマウントを外していきます。
#3

鈑金

劣化したボディ表面の再塗装はもちろん、キズの修復や経年で発生したサビや腐りといったダメージも板金作業できっちり修復します。両備テクノモビリティ-が最も得意とする分野の一つ、鈑金塗装の熟練技術で丁寧に仕上げます。
#4

完全な分解と塗装の剥離

細かいパーツを取り外し、ほぼ車体だけになったロンドンタクシー

剥離は車両のレストア作業において重要な作業の一つですが、レストアの計画の中で、錆が表面上だけのものか、中まで入り込んでしまっているのかを見分けるのは非常に難しいため、その善し悪しを判断するたため、塗装を剥がしていきます。
#5

電気配線

1969年製とかなり古い車両なので、配線トラブルを避けるために車両に付いている全ての配線を取外し、配線図を作り直し、電気系統の配線を一新します。
#6

EVコンバージョン部品取り付け

モーターやモーターを制御するインバーター、充電器などを搭載します。バッテリー試験など様々な試験を実施します。
#7

インテリア

絨毯や運転座席を張り替えします。ハンドルは塗り直しと修復を施し、インテリアのバランスを考えトータルコーディネートします。
#8

除菌・抗菌 施工

蘇った車を安全、安心にご利用いただけるようナノゾーンコート施工をしました。消臭・抗菌・防汚・防カビ・抗ウイルスに優れた効果を長期間発揮します。
#9

最終確認

外観スキ検査、機能部品検査、アライメント調整、水漏検査を実施します。厳しいチェック項目から一つ一つ最終確認をしていきます。
レストアをお考えのお客様へ
レストアにつきましては、お車の車種、状態、復元の度合い、交換部品供給の有無などにより、費用も大きく変わります。また、車の状態やレストアの度合いによって納期が変わります。ご相談いただければお見積りやご予算に合わせたプランを作成致します。まずはお気軽にお問い合わせ下さい。

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